歌手への情熱を胸に、オーディションに向けて立ち上がれ。
“運は自分で掴むしかない。”私、決してお嬢様って訳ではないんですが、18歳になるこの年まで、親の引いたレールの上を、ただ走り続けていたんです。その方が楽だし、両親共に高校の教師をしていて厳格な家だったから、たとえ自分の夢があったとしても説得が難しいだろうし・・・。そんな時、先生から渡された進路表の紙。友人は、知り合った頃から『私、絶対将来、女優になるんだ。』と公言していて、公言通り卒業後、都内にある養成所へ入学する事が決まってるそうです。そして将来、世界を羽ばたく大物女優になりたいそうです。自分の夢に真っ直ぐ進む友人が羨ましくもあり、妬ましくもあり・・・・。『待っても運はやってこない。運は自分で掴まなくっちゃ。』これ友人の口癖なんです。実は私にも、夢があるんです。彼女に触発されたのか、自分の胸の奥底に閉まっていた“歌手”への夢がムクムクと私の心の中を支配していき、それ以来 何日も考え一大決心をしました。明日、勘当される事を覚悟で、親に私の“歌手”への強い気持ちを伝えようと思います。もう後戻りできない様に、実は都内にある歌手養成所への入学申し込んであるんです。そしてオーディションに向けて、実力をつけて行きたい。まだまだ歌手への道のりは遠いけど、いつしかオーディションを突破して、目的は違えど友人と二人同じステージに立てたらいいな。